オリンピックなど、スキージャンプを見ていてよく耳にするのが「K点」という言葉なのではないでしょうか。
 
「K点越えです!!」という興奮したアナウンサーの声などをよく聞きますよね。しかし、この「K点」。いったいどんな意味があるのでしょうか。
 
「K点」という言葉は知っている。そして「K点」を越えるのがすごいということもなんとなくわかっている。だけど、肝心なその「K点」という言葉の意味はわからないという人も多いですよね。
 
そこで今回はスキージャンプの気になる言葉「K点」についてご紹介します。今更聞けない「K点」という言葉の意味。しっかりご説明していきますよ。
 

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スキージャンプのK点とはどんな意味?


スキージャンプのときによく聞く「K点」という言葉。この言葉の意味は実はドイツ語なのです。
 
kritisch punkt(クリーテイシュ・プンクト)という意味がこの「K点」にはあります。
 
では、そのクリーティシュ・プンクトってどんな意味?となりますよね。この言葉の意味は「極限点」という意味があるのです。
 
日本語にしても頭文字は「K」でしたね。

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K点ってどういうこと?


「K点」という言葉の意味が極限点であるということがわかりました。しかし、だからなに?という感じを覚えた人もいるのではないでしょうか。
 
この「極限点」K点とは、どんな地点なのでしょうか。それは、もともと建築で使われている建築用語なのだと言います。
 
「K点」というのは、このジャンプ台を設計するときに何メートルまで飛行することが可能なジャンプ台として設計しているのか、ということを表しているのだそうです。
 
つまり「K点」というのは、このジャンプ台で飛行可能な極限地点という意味があるのですね。

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スキージャンプでK点を越えたら?


スキージャンプでK点というのが、そのジャンプ台で飛行可能な限界地点を示しているということがわかりましたね。
 
では、スキージャンプでその限界点であるK点を越えたらどうなるのでしょうか。このK点を越えた選手には、加点がされるのだそうです。
 
K点というのは、限界点ですから越えないことが普通なのかと思ってしまいますが、実はこのK点を越えることができなかったら減点されてしまうのだとか。
 
このジャンプ台の限界地点のはずなのに、越えることができなかったら減点されるなんてなんだか理不尽ですよね

テレビで見る青い線がK点?


スキージャンプの中継を見ていると、テレビに青い線が出てきますよね。この線がK点なのでしょうか。
 
実は違います。この線はK点ではなく、標準点なのだそうです。このラインが今回の標準着地地点だよというお知らせのライン
 
しかし、最近ではK点越えをする選手が多く、実況でもK点を中心に話しているのでこの青いライン、標準点については触れられないことがほとんどのようです。
 
確かに中継を見ていて「標準点に着地しました」なんてことは聞きませんよね。スキージャンプでK点がいかに基準になっているのかがわかります。

【まとめ】スキージャンプにおけるK点の意味とは


いかがでしたか?今回は、スキージャンプにおけるK点の意味についてご紹介してきました。よく耳にするK点という言葉ですが、意味を知らなかったという人も案外多いのではないでしょうか。
 
しかし、まさかK点という言葉に「このジャンプ台での限界飛行地点」という意味があるとは知りませんでしたね。さらに、限界なのに越えることができないと減点されてしまうということにも驚きです。
 
限界を越えていくことを基準にされたスキージャンプの選手たちの活躍をこれからも見ていきたいですね!これからスキージャンプのニュースを見るときはぜひK点にも注目してみてくださいね!

  

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