選抜高校野球2019の出場校が発表されましたね。そんな選抜高校野球の出場校で毎年気になるのが「21世紀枠」。この「21世紀枠」という言葉聞いたことありませんか?いったい21世紀枠とはどんな枠なのでしょうか。選ばれる基準はどのようなものなのでしょうか。
今回は、気になる21世紀枠とはなんなのか。そして選ばれる基準と今年の21世紀枠校はどこなのかご紹介していきます。これをチェックしておけば、今年の選抜高校野球2019がより一層楽しめると思いますよ!
目次
選抜高校野球2019の21世紀枠とは?
まずは、選抜高校野球の21世紀枠とはなんなのかについてご紹介していきます。21世紀枠が出来たのは第73回の選抜高校野球でした。この73回選抜高校野球が行われたのが2001年。
21世紀最初の年だったのです。このことから、名前が「21世紀枠」となったのですね。
選抜高校野球の21世紀枠の選考基準とは?
では次に選抜高校野球の21世紀枠で選考される出場校の選考基準をみていきましょう。いったいどのような選考基準があるのでしょうか。実はこの21世紀枠とは、実力で選ばれる枠ではないようです。
秋季都道府県大会ベスト16以上で野球をする環境が十分に整っていない学校でありながらそれを克服した学校や、ボランティアなどを通じて地域に貢献している学校などが選ばれているのだそう。
野球をする環境が十分に整っていないというのは、どのような学校なのでしょうか。それは部員が不足している。グラウンドがない。豪雪地帯でなかなか練習できないというものなどです。
2016年には、東日本大震災で大きな被害を受けた釜石の高校がこの21世紀枠で選ばれています。ボランティアで地域貢献という面で選ばれた学校には、2008年の山口県の高校などがそれにあたります。
このとき選ばれた高校は、全校生徒全員が日本赤十字の会員。そして青少年赤十字モデル校の指定も受けている学校です。もちろん、ボランティアをしているだけ、不遇な環境にいるだけではありません。その中にありながら、いかに野球を頑張っているかというところが選考の基準となるのです。
今年の選抜高校野球の21世紀枠出場校は?
では、今年の選抜高校野球2019の21世紀枠で選ばれた高校はどこの高校なのでしょうか。今年の選抜高校野球201921世紀枠で選ばれたのは、3校です。
- 茨城県の石岡一高校
- 徳島県の富岡西高校
- 熊本県の熊本西高校
の3校です。それぞれ選ばれた基準をみていきましょう。
茨城県の石岡一高校
まずは茨城県の石岡一高校。今秋県大会で4強入りを果たしました。そして藤代に延長13回タイブレークで負けましたが、近年安定した成績を上げてきているということで決定。
徳島県の富岡西高校
徳島県の富岡西高校の選考基準は、学業と部活動を両立させているとうこと。そして厳しい練習環境の中、今秋の県大会で3位、四国大会でもベスト4の好成績をあげている。部員が地域貢献活動をしているということで決定です。
熊本県の熊本西高校
最後に熊本県熊本西高校。地元出身の軟式経験者だけで構成されたチーム。今秋の県大会で準優勝しいていて、九州大会でもベスト8に進出。野球教室など野球普及への貢献もしているということで決定です。
【まとめ】選抜高校野球2019の21世紀枠とはなに?選考基準と出場校
いかがでしたか?今回は選抜高校野球2019の21世紀枠とはなんなのか。そして21世紀枠の選考基準と今年の出場校についてご紹介してきました。
実力だけではなく、努力も認めてくれる選抜高校野球。21世紀枠の出場校は初戦敗退が多いなどの意見もありますが、それでも頑張ってほしいものですよね!