ボジョレーヌーヴォー2018の季節がまもなくやってきます。毎年ボジョレーヌーヴォーを楽しみにしているという人も多いことでしょう。
しかし、そんなボジョレーヌーヴォー2018。いつも見かけるのは赤ばかりですよね。
白やロゼなど、赤以外のボジョレーヌーヴォー2018はないのでしょうか。そこで今回は、ボジョレーヌーヴォー2018に白やロゼがないのかをご紹介していきます。
ボジョレーヌーヴォー2018①白を見ない理由
ボジョレーヌーヴォー2018に赤以外を見かけないのはなぜなのでしょうか。
実は、ボジョレーヌーヴォー2018には、ボジョレーヌーヴォーという名前を名乗るための審査基準があるのです。
ボジョレーヌーヴォー2018の白を見かけないのには、その審査基準が影響しているのだとか。
ボジョレーヌーヴォーを名乗るための審査基準には、「ガメイ種のぶどうを100%使ったもの」という条件があります。
これをクリアするためには、白ブドウを使うことができないのだとか。そのため、ボジョレーヌーヴォーの白を見かけることがないのです。
ボジョレーヌーヴォー2018②白は存在しない?
しかし、ボジョレーの白は存在します。え?審査基準をクリアできないんじゃないの?そう思った人もいるのではないでしょうか。
審査基準はあくまでもボジョレーヌーヴォー。ヌーヴォーと呼ばれる新酒のみなのです。
つまり、新酒でなければボジョレーの白を飲むことは可能というわけ。
ただ、ボジョレーで白を作っているところは、ほとんどないのだとか。かなりレアなワインになるようです。
ボジョレーヌーヴォー2018③ロゼはある?
引用:http://mgseason.net/
ボジョレーヌーヴォーの白はないということがわかりました。では、やはりボジョレーヌーヴォーには赤以外存在しないのでしょうか。
実はボジョレーヌーヴォーのロゼはあります。このボジョレーヌーヴォーのロゼ。なんと日本で最初に発売されたのです。
さらに、最初に発売されたのが日本というだけでなく、ターゲットにされたのも日本人女性だったのだとか。
まさに日本人のために作られたボジョレーヌーヴォーのロゼというわけです。このボジョレーヌーヴォーのロゼは2006年に発売されたのが最初のようです。
本場フランスでの発売は2007年だったと言いますから、本当に日本のために作られたボジョレーヌーヴォーだったのでしょう。
ボジョレーヌーヴォーのロゼが発売されて12年目。ボジョレーヌーヴォーロゼの人気はジワジワと高まってきているようです。
なぜ日本人向けのボジョレーヌーヴォーロゼが作られるようになったのでしょうか。それは、日本でのボジョレーヌーヴォーの消費量にあるようです。
日本でのボジョレーヌーヴォー人気はかなり高く、フランスでも話題になるほどなのだとか。
2014年においては、フランスでの消費量700万本に対して、日本での消費量が730万本。
なんと、本場フランスでの消費量を抜いてしまったのです。これは、日本人をターゲットにしたボジョレーヌーヴォーを作る理由になりますよね。
ボジョレーヌーヴォーに白やロゼはある?まとめ
いかがでしたか?今回は、ボジョレーヌーヴォーに白やロゼなど赤意外のワインがあるのかどうかについてご紹介してきました。
以前は、赤しかなかったボジョレーヌーヴォー。まさかロゼが出来た理由が日本人にあるとは思いませんでしたね。
ボジョレーヌーヴォーのロゼは日本人の25歳から40歳女性をターゲットにして造られたのだそう。
白のボジョレーヌーヴォーがないのは残念ですが、この日本人のために作られたボジョレーヌーヴォーのロゼを今年は楽しんでみるのもいいのではないでしょうか。