2019年のひな祭りにちらし寿司を食べるという家庭は多いですよね。しかし、なぜひな祭りにはちらし寿司を食べるのでしょうか。はまぐりのお吸い物は、運命の相手と出会って添い遂げることができるようにという意味が込められていると言われています。
ちらし寿司にも、そんな意味が込められているのでしょうか。そこで今回は、ひな祭りのときにちらし寿司を食べる由来についてご紹介していきます。ひな祭りのちらし寿司には、いったいどんな由来があるのでしょうか。
ひな祭りにちらし寿司2019を食べる由来①
ひな祭りにちらし寿司を食べる由来。実は、はまぐりのお吸い物のようにちらし寿司そのものに由来があるというわけではないようなのです。それにはちょっとびっくりですよね。
しかし、ちらし寿司を食べ始めた由来はちゃんとあります。そもそも、お祝いごとのときに食べられていたのは、今のようなちらし寿司ではありませんでした。昔は、なれ寿司と言われるお寿司を食べていたのです。なれ寿司??聞きなれない言葉ですよね。
これは、魚の中にお米を入れて、発酵させたお寿司のことです。独特のにおいと、味がするため好き嫌いが激しく分かれるお寿司でもあります。今、もっとも食べられているなれ寿司と言えば、サバで作られたなれ寿司。
しかし、平安時代に食べられていたなれ寿司は、鮎やフナで作られていたのだそうです。この鮎やフナで作られていたなれ寿司を、お祝い事やひな祭りのときに食べられていたのだそうです。
ひな祭りにちらし寿司2019を食べる由来②
しかし、なぜなれ寿司がちらし寿司に変化していったのでしょうか。時代は江戸時代。このころになると、なれ寿司からバラ寿司に変化していました。
バラ寿司というのは、具を混ぜ込んで作るもので、ちらし寿司とはちょっと違います。このバラ寿司が、また長い時間をかけてちらし寿司と変化していったようです。
もともと、お祝い事やひな祭りのときになれ寿司を食べていたこともあり、なれ寿司がちらし寿司へと変化してもひな祭りにちらし寿司を食べるという風習はそのまま残っていたようですね。
ひな祭りにちらし寿司2019を食べる由来③
では、どんなちらし寿司でもいいのでしょうか。ちらし寿司には、家庭家庭で微妙に違ってくるかと思います。しかし、ぜひひな祭りのときに食べるちらし寿司には、入れていただきたい具材があります。その具材をご紹介していきましょう。
- まずは、エビ。
- そしてレンコン。
- マメ。
この3つの具材です。それぞれちらし寿司に入れてほしい由来があります。
エビは、背が曲がっていることから、背が曲がるまで長生きするようにという長寿の意味が込められています。
そしてレンコンは、穴が開いているので、先を見通すことができるように。
最後の豆は、マメに働くように。
そんな願いが込められている具材なのです。そんな由来のある具材をぜひちらし寿司に入れてみてくださいね。
【まとめ】ひな祭りにちらし寿司2019を食べる由来
いかがでしたか?今回は、ひな祭りにちらし寿司を食べる由来についてご紹介してきました。ちらし寿司そのものに、由来はありませんでした。しかし、ひな祭りを祝おうという気持ちは、平安の昔からあったようです。
昔からの風習でもあるひな祭り。女の子の健やかな成長を祈るこのお祭りに込められた由来を大事にして、おいしいちらし寿司を食べてくださいね!そしてそのときはぜひ、今回ご紹介した具材を入れて作ってみてください!