十日町雪まつりの歴史をご存知でしょうか。雪まつりといえば北海道。北海道が雪まつりの発祥の地。そんな風に思っている人もいるようです。
しかし、十日町雪まつりが雪まつりの発祥の地という噂もあるのです。本当に十日町雪まつりが雪まつり発祥の地なのでしょうか。十日町雪まつりの歴史とは?
十日町雪まつり2019のはじまり
十日町雪まつりがはじまったのは、今からおよそ68年も前のこと。歴史のあるお祭りですね。昭和25年2月4日のことだったそうです。
このお祭り、住民たちが自発的にはじめたという歴史があります。「雪を友とし、雪を楽しむ」という目的からだったのだとか。最初の十日町雪まつりは、十日町文化協会が主催となりました。
このときから、十日町雪まつりでは雪像の展示が行われていたのだとか。他にも雪具の供養などが行われていたそうですよ。雪国ならではのイベントだったのですね。
十日町雪まつり2019が雪まつり発祥の地?
引用:https://snowfes.jp/wp/
では、本当に十日町雪まつりが雪まつり発祥の地なのでしょうか。実は本当です。日本で最初に住民が主体となって雪まつりをおこなったのは、十日町雪まつりだったのです。
そのことから、十日町雪まつりは「現代雪まつり発祥の地」として知られているのだそうですよ。てっきり北海道の雪まつりが最初と思っていましたから、ビックリですね。
十日町雪まつり2019の歴史
引用:https://snowfes.jp/wp/
ではなぜ十日町の人々は、雪まつりをしようと思い立ったのでしょうか。それには、伝統産業でもある絹織物が原因だったのです。冬は雪に田畑が覆われ農作業のできない新潟十日町。そんな十日町の人たちは冬の間、生計を立てるために絹織物をおこなっていました。
しかし、終戦後の政策によりなんと絹織物産業は禁止されてしまったのです!これは十日町の人たちにとっては大ショック。大打撃となったのです。当然ですよね。冬の間の収入が途絶えてしまうのです。
しかし1950年になり、ようやく絹織物の製造が解禁となりました。そう。1950年。この年にようやく十日町に活気が戻ってくることになったのです。そこで十日町の人たちは、これからの発展と日本経済の向上を願って一致団結したのです。
この団結力が第一回目の十日町雪まつりへとつながっていったのでした。十日町雪まつりには、このような住民たちの切なる願いが詰まっていたのですね。強い住民たちの想いと願い。十日町雪まつりが長く続いて行ったのにはこんな理由があったからかもしれません。
さらに、十日町雪まつり2019に訪れた人たちの多くは「住民の人たちが温かかった」。「地元の人たちのもてなしが嬉しかった」。そんな風にコメントする人が多いといいます。
それには、地元住民の人たちの「地元を元気に。日本を元気に」という強い願いと思いがあるからではないでしょうか。十日町雪まつり2019には、深い深い歴史があったのですね。
【まとめ】十日町雪まつり2019の歴史。雪まつり発祥の地って本当?
いかがでしたか?今回は十日町雪まつり2019の歴史についてご紹介してきました。雪まつりといえば北海道。そんな風に思っている人もたくさんいると思います。でも、本当の雪まつり発祥の地はここ新潟。十日町雪まつりが発祥の地です。
最初の雪まつりに込められた願いを忘れずに、多くの人たちの想いの詰まった十日町雪まつりが長く続いていくといいですね。今年の冬は、そんな雪まつり発祥の地でもある十日町雪まつり2019へ行ってみてはいかがでしょうか。
ここが雪まつり発祥の地なんですよねって地元の人たちにいうと、もしかしたら、より明るい笑顔がかえってくるかもしれませんよ。